その不調の原因は“自律神経の誤作動”にありました
体の緊張が抜けない原因は“自律神経の誤作動”にあった
「なんとなく常に体が緊張している」
「肩や背中がガチガチで抜けない」
「マッサージに行ってもすぐ戻る」
このような状態にお悩みの方は、もしかすると“筋肉の問題”ではなく、もっと深いところに原因があるかもしれません。
それが “自律神経の乱れ”による慢性的な交感神経の緊張状態 です。
◆ 自律神経とは?なぜ筋肉と関係があるの?
自律神経とは、私たちの体の働きを24時間休まず調整している“自動運転システム”のようなものです。
特に関係してくるのが、この2つ
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🟦 交感神経:緊張・ストレス・活動モード(戦闘体勢)
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🟩 副交感神経:休息・回復・リラックスモード(安心体勢)
人は日常の中でこの2つの神経を自然に切り替えながら生きています。
しかし、ストレスや不安が長く続くと、交感神経ばかりが働き続け、体がずっと“戦闘モード”のままになるのです。
◆ 交感神経が優位になると、体の中で何が起こるのか?
ストレスに反応すると、脳の視床下部という部分がスイッチを入れ、ノルアドレナリンやコルチゾールというホルモンが分泌されます。
これにより体は次のような状態になります。
身体反応 | 起こること |
---|---|
🧠 脳 | 不安・思考の過活動 |
💓 心臓 | 心拍数上昇・ドキドキ |
💪 筋肉 | 常に力が入る(筋緊張) |
🔄 血管 | 血管収縮・末端冷え性 |
🫁 呼吸 | 浅く速くなる |
◆ 心の状態が体に出るって本当?
実は、心理的な特徴と体の反応には密接な関係があります。
例えば、不安を感じやすい人は、脳の「扁桃体」と「前頭前野」の連携が弱くなる傾向にあることが、神経科学の研究で分かっています。
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🧠 扁桃体(へんとうたい) … 恐怖や不安に敏感に反応
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🧠 前頭前野(ぜんとうぜんや) … 論理的に不安を落ち着かせるブレーキ役
このブレーキが効かなくなると、ちょっとした刺激でも「不安だ」「危険かも」と感じやすくなり、それがそのまま体の緊張(交感神経のスイッチON)につながるのです。
つまり、「筋肉が硬い」というより、「神経が張っている」状態といえます。
◆ それでも私たちは、“原因”に気づきにくい
ここが落とし穴です。
多くの方は、こうした状態を「肩こりがひどい」「姿勢が悪いから」「加齢だから」と思い込み、根本原因である自律神経の乱れに気づかずにいます。
もちろん姿勢や筋肉の状態も関係はありますが、それらは「結果」に過ぎないことが多いのです。
◆ 放っておくとどうなる?
慢性的な交感神経の優位は、次のような悪循環を生み出します
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睡眠の質が下がる(副交感神経が働きづらい)
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呼吸が浅くなる(酸素不足・疲労感)
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免疫力が低下(風邪をひきやすくなる)
-
内臓の働きが低下(便秘・冷え・生理不順)
これらがさらに不安感や体の不調を強め、“原因がわからないけどずっと不調”という状態が長引くのです。
◆ まとめ:あなたの「体の緊張」は、体の問題ではないかもしれません
本当にケアすべきなのは、「筋肉」よりも「神経の状態」かもしれません。
だからこそ、
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自律神経を整える施術
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呼吸・温熱・リズムなど神経にやさしい刺激
-
心と体を両方からケアする知識
これらが揃って初めて、「本当の意味で体がゆるむ」体験ができるのです。
次回の記事では、実際にサロンでどのようなケアを行うと効果的かを、医学的根拠とともに具体的にご紹介していきます。
🌿ヒント:「温める」「流す」「ゆるめる」ことが、自律神経の回復にはとても大切です。
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