不安になりやすい人ほど体がガチガチになる理由

query_builder 2025/06/03
ブログ


不安になりやすい人ほど体がガチガチになる理由とは?

「人の目が気になる」「つい考えすぎてしまう」


そんな心理的な“クセ”が、実は肩こり・首こり・背中のハリを生む引き金になっていることをご存じでしょうか?


この回では、不安と筋肉の緊張の関係について、医学的な視点から詳しく解説していきます。





◆ 不安が体に表れる仕組み


まず、人が「不安」を感じたとき、脳内ではある変化が起きています。


それが、扁桃体(へんとうたい)という脳の部位が過剰に反応する状態


この扁桃体は、危険や不快を察知する「アラームセンター」のような働きを持っています。


私たちがちょっとした音や視線、ニュースなどで不安になるのは、この部分が敏感に働いているからなんです。




◆ 不安傾向が強い人は「脳のブレーキ」が効きづらい


さらに、不安になりやすい人にはある特徴があります。


それが、


🧠 扁桃体と前頭前野の連携が弱いこと


前頭前野は「理性」や「落ち着き」をつかさどる部分。
ここがうまく扁桃体を抑えてくれれば、不安を感じてもすぐ冷静になれます。


しかし、不安傾向が高い人は、このブレーキ機能が弱く、ストレスや外部刺激に過剰反応してしまいやすいのです。





◆ その結果、交感神経が過剰に働く


脳が「不安だ」「危険かも」と判断すると、体はすぐに交感神経のスイッチをONにします。


このときに起こる反応


  • 心拍数が上がる

  • 呼吸が浅く速くなる

  • 筋肉に力が入り続ける(無意識)

  • 手足が冷たくなる(血管収縮)


これが毎日のように繰り返されると、常に筋肉が緊張したまま、いわゆる**“体がガチガチ”の状態**ができあがってしまうのです。





◆ 「性格の問題」ではなく、「神経の問題」


「私って神経質だから仕方ない…」
「性格だから、もう変えられない…」


とあきらめてしまう方も多いのですが、これは決して“性格”のせいではありません。


脳と神経の使い方(反応のクセ)がパターン化しているだけで、整えたり、ゆるめたりすることは可能なんです。





◆ サロンケアでできること


このようなタイプのお客様には、次のようなアプローチが非常に有効です。



✅ 温熱ケア(ラジオ波・よもぎ蒸し)

  • 内臓の血流を上げ、自律神経のバランスを整える

  • 深部体温を1℃上げるだけで免疫力は最大5倍に


✅ リズムと圧のあるリンパマッサージ

  • 筋肉の緊張を和らげ、交感神経をオフに

  • 一定のリズム刺激は、副交感神経の活性化に有効


✅ 呼吸誘導や声かけ

  • 安心感が増すと、前頭前野が活性化し、扁桃体の暴走を抑えやすくなる





◆ お客様の声

「マッサージだけじゃなく、気持ちが落ち着いたのが初めて」
「考えごとが止まらなくて眠れなかったのに、ぐっすり眠れた」
「こんなに体が軽く感じるのは何年ぶりだろう…」

施術の効果はもちろんですが、“神経が安心した”という感覚が最大の変化として現れる方も多いです。





◆ まとめ:体がガチガチなのは、“あなたが繊細だから”ではない


あなたが気にしすぎているわけでも、ストレスに弱いからでもありません。


それは、脳の反応パターンと自律神経のスイッチが「少しズレた位置で固定されてしまっている」だけです。


でも、安心してください。


そのスイッチは、温める・流す・ゆるめる・話す・呼吸することで、少しずつ元の場所に戻すことができます。



少しの変化でも、体調は驚くほど回復していくものです。

何から始めていいのか分からない人は、まずこのブログをもう一度読み返して、できる事から始めてみてください。


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