不安になりやすい人ほど体がガチガチになる理由
不安になりやすい人ほど体がガチガチになる理由とは?
「人の目が気になる」「つい考えすぎてしまう」
そんな心理的な“クセ”が、実は肩こり・首こり・背中のハリを生む引き金になっていることをご存じでしょうか?
この回では、不安と筋肉の緊張の関係について、医学的な視点から詳しく解説していきます。
◆ 不安が体に表れる仕組み
まず、人が「不安」を感じたとき、脳内ではある変化が起きています。
それが、扁桃体(へんとうたい)という脳の部位が過剰に反応する状態。
この扁桃体は、危険や不快を察知する「アラームセンター」のような働きを持っています。
私たちがちょっとした音や視線、ニュースなどで不安になるのは、この部分が敏感に働いているからなんです。
◆ 不安傾向が強い人は「脳のブレーキ」が効きづらい
さらに、不安になりやすい人にはある特徴があります。
それが、
🧠 扁桃体と前頭前野の連携が弱いこと
前頭前野は「理性」や「落ち着き」をつかさどる部分。
ここがうまく扁桃体を抑えてくれれば、不安を感じてもすぐ冷静になれます。
しかし、不安傾向が高い人は、このブレーキ機能が弱く、ストレスや外部刺激に過剰反応してしまいやすいのです。
◆ その結果、交感神経が過剰に働く
脳が「不安だ」「危険かも」と判断すると、体はすぐに交感神経のスイッチをONにします。
このときに起こる反応
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心拍数が上がる
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呼吸が浅く速くなる
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筋肉に力が入り続ける(無意識)
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手足が冷たくなる(血管収縮)
これが毎日のように繰り返されると、常に筋肉が緊張したまま、いわゆる**“体がガチガチ”の状態**ができあがってしまうのです。
◆ 「性格の問題」ではなく、「神経の問題」
「私って神経質だから仕方ない…」
「性格だから、もう変えられない…」
とあきらめてしまう方も多いのですが、これは決して“性格”のせいではありません。
脳と神経の使い方(反応のクセ)がパターン化しているだけで、整えたり、ゆるめたりすることは可能なんです。
◆ サロンケアでできること
このようなタイプのお客様には、次のようなアプローチが非常に有効です。
✅ 温熱ケア(ラジオ波・よもぎ蒸し)
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内臓の血流を上げ、自律神経のバランスを整える
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深部体温を1℃上げるだけで免疫力は最大5倍に
✅ リズムと圧のあるリンパマッサージ
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筋肉の緊張を和らげ、交感神経をオフに
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一定のリズム刺激は、副交感神経の活性化に有効
✅ 呼吸誘導や声かけ
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安心感が増すと、前頭前野が活性化し、扁桃体の暴走を抑えやすくなる
◆ お客様の声
「マッサージだけじゃなく、気持ちが落ち着いたのが初めて」
「考えごとが止まらなくて眠れなかったのに、ぐっすり眠れた」
「こんなに体が軽く感じるのは何年ぶりだろう…」
施術の効果はもちろんですが、“神経が安心した”という感覚が最大の変化として現れる方も多いです。
◆ まとめ:体がガチガチなのは、“あなたが繊細だから”ではない
あなたが気にしすぎているわけでも、ストレスに弱いからでもありません。
それは、脳の反応パターンと自律神経のスイッチが「少しズレた位置で固定されてしまっている」だけです。
でも、安心してください。
そのスイッチは、温める・流す・ゆるめる・話す・呼吸することで、少しずつ元の場所に戻すことができます。
少しの変化でも、体調は驚くほど回復していくものです。
何から始めていいのか分からない人は、まずこのブログをもう一度読み返して、できる事から始めてみてください。
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